肉ばなれとは?

筋肉が急激に引き伸ばされることで、筋肉や筋膜が部分的、または完全に切れてしまった状態を指します。
「筋断裂」「筋損傷」「筋膜断裂」とも呼ばれます。
スポーツ外傷の中でも発症頻度が高く、特に太もも裏(ハムストリングス)や、ふくらはぎ(腓腹筋)に多くみられます。
肉ばなれの原因
体は筋肉が伸び縮みすることで関節を動かしています。
関節の動きには、主に動かす筋肉(主力筋)と、反対の動きをしながら動作を調整する筋肉(拮抗筋)があり、両者がバランスよく働くことで関節は安全に動きます。
しかし、スポーツ中の急な切り返しやダッシュ、日常生活でのとっさの動作では、この筋肉のバランスが崩れやすくなります。
瞬間的に主力筋と拮抗筋が入れ替わり、縮んだままの筋肉が強制的に引き伸ばされることで、筋肉に過度な負担がかかります。
この状態が起こると、筋肉を損傷し肉ばなれを発症してしまいます。
症状
「肉ばなれの前兆」がある状態で無理な運動をすると、「バチッ」「ブチッ」といった音とともに筋肉が切れることがあります。音がしなくても、急な強い痛みや力が入らなくなる場合は肉ばなれを疑います。
筋肉を伸ばしたり体重をかけると痛みが強くなり、太ももやふくらはぎでは歩行が困難になることもあります。
腕の場合は、肩が上がらない、肘が曲げられないといった症状がみられます。
そのほか、内出血や腫れ、熱感が出ることがあり、重度では筋肉の断裂部にへこみを触れる場合もあります。
肉ばなれの治療は?
低周波・高周波・超音波などの物理療法で痛みや内出血を抑え、手技により筋肉の機能回復を促します。
回復の目安は約2~3週間ですが、損傷部位や状態により前後します。
中~重度の場合は筋肉の部分断裂や完全断裂を伴い、手術や数ヶ月の治療が必要となることもあります。
早期回復を目指す方には、治療と酸素カプセルの併用をおすすめしています🙌
