40代から
膝の痛みは進行する

40代以降の女性で特に膝の内側に痛みが生じているあなた。もしかすれば変形性膝関節症(OA)かもしれません。変形性膝関節症(OA)は、初期の段階で適切な対応を行えば、進行を遅らせることが可能です。特に進行度1や2の段階では、運動療法や体重管理で症状を改善するケースが多いです。一方で、進行度3や4になると、日常生活に支障が出るため、早期の治療が重要です。
変形性膝関節症(OA)の原因

変形性膝関節症(OA)の原因は加齢(老化)、過度の負荷(関節の酷使)、肥満、遺伝的要因、関節のケガや外傷、筋力低下、関節の変形や構造的問題、炎症性疾患、女性ホルモンの影響、運動不足、長時間の同じ姿勢や動作、滑膜液の減少など多岐に渡ります。
変形性膝関節症(OA)の進行度

変形性膝関節症(OA)の進行度は4期に分かれます。進行度1:初期(軽度)
🔶特徴
・軟骨がすり減り始める段階で、痛みはほとんどなし。
・運動や長時間の活動の後に軽い不快感を感じる。
🔶関節
・軟骨はわずかにすり減っている状態。関節液で保護できるレベルだが、少しずつ進行していく。
🔶対応策
・適度な運動や体重管理、姿勢改善などで進行を抑えることが可能。
※この段階での対応が非常に重要。進行度2:中期(中程度)
🔶特徴
・階段の上り下りや立ち上がるときに痛みを感じる。
・膝裏に張り感が生じる。
・膝の可動域が少し減少し、曲げ伸ばしにくさを感じる
🔶関節
・軟骨のすり減りが進み、骨と骨の間のスペースが狭くなり始める。
・軽度の炎症、熱感、腫脹が生じる。
・関節液が減少し、関節を保護できなくなり始める。
🔶対応策
・適度な運動や体重管理、姿勢改善などで進行を抑えることが可能。
・関節に負担をかけない運動、痛みの緩和や関節の拘縮をとるために電気治療やマッサージが必要。
※初期同様この段階での対応が非常に重要。
進行度3:後期(重度)
🔶特徴
・何もしていなくても痛みが生じる。
・歩行や日常動作(正座、しゃがむなど)に支障をきたす。
・膝の見た目に変形(O脚)が現れ、曲げ伸ばしすると骨がこすれる音がする。
🔶関節
・軟骨がほぼ消失し、骨と骨が直接接触して、骨棘(骨のトゲ)が形成される。
・強い炎症が生じる。
🔶対応策
・痛みがひどい場合は、手術を検討。
・痛みや炎症を軽減するための治療(ヒアルロン酸注射やステロイド注射)
※この段階は現状維持が難しくなる。
進行度4:末期(非常に重度)
🔶特徴
・強い痛みで日常生活が著しく制限される。
・膝の可動域がほとんどなくなり、杖や歩行器を使用しないと歩行が困難になることがある。
🔶関節
・軟骨が完全に消失。
・骨同士が直接摩擦を起こし慢性的に炎症が生じる。
🔶対応策
・人工膝関節置換術(人工関節を用いた手術)が推奨されることがある。
※この段階は痛みの管理やリハビリを行い、残された関節の機能を最大限活用。
変形性膝関節症の進行を
抑制するトレーニングは
RIHATORE

RIHATOREとは、さいとう整骨院に併設された「RIHATORE ROOM」で行う機能回復トレーニングで、各種運動器疾患に対する機能回復、痛みの軽減、症状の進行抑制を目的とします。
まとめ

変形性膝関節症の進行を食い止めるためには、早期の対応と日常生活の改善が鍵です。運動、体重管理、医療サポートを組み合わせることで、膝の健康を保ちながら快適な生活を送ることが可能です。症状が気になる場合はお気軽にご相談くださいね!!