tesuto 「交通事故治療で整形外科と整骨院の併用が出来るか知りたい」
交通事故に遭われ、精神的なショックや慣れない手続きで不安が続く中でこのような疑問を持たれている方もいるのではないでしょうか？結論から言いますと、交通事故による怪我は、整形外科への受診が基本になりますが、整骨院との併用は可能です。しかしながら、いくつか注意すべきポイントがあるのも事実です。
そこで本記事では、病院と整骨院での交通事故治療の違いや、併用の際の注意点などをまとめて解説します。注意点と言っても、それほど難しいものではありませんので安心してください。本記事を読み、治療をよりスムーズに進めましょう。
整形外科と整骨院の交通事故治療の違いとは？
まずは、整形外科と整骨院それぞれの交通事故治療について解説します。違いがよく分からないという方はここで一度確認しましょう。
整形外科は医師がいるため、診断書を書いてもらうことができます。交通事故の場合、保険会社などに診断書を提出する必要があるため、必ず整形外科を受診しましょう。
また、レントゲンなど検査の一部に病院でしか行えないものもあります。最初に整骨院に行ってしまうと十分な検査ができず、診断も降りていないため「病院に行ってからもう一度来てください」と言われてしまうこともあるので、注意が必要です。
一方で整骨院は、医師は在籍せず、柔道整復師が施術にあたります。施術内容は、手技療法を中心に、電気や温熱を使った治療などがあり、整骨院によっては鍼灸や酸素カプセル、カイロプラクティックなどを取り入れているところもあります。
筋肉や腱など、病院の検査では異常が見つけにくい箇所に直接アプローチする治療方法のため、「痛みが取れていないのに、病院で異常なしと言われてしまう」といった悩みを抱えて整骨院に通う方も少なくありません。そのため、交通事故による怪我の早期回復には、違った方向から診察・治療できる整形外科と整骨院の併用が望ましいと言えるでしょう。
交通事故治療で多い症状とは？
交通事故で多い怪我は、むち打ち・捻挫・骨折などです。とりわけ、むち打ちは交通事故の怪我として非常に多く、無症状から重い後遺症が残るものまで怪我の程度は様々です。
むち打ちは、受傷から数日後に自覚症状が出ることもあるため、決して放置せず、必ず病院で診察を受けましょう。
【青森市内で交通事故治療を検討中の方へ】併用の際の注意点
整形外科と整骨院の併用は、怪我の早期回復に非常に有効ですが、3点ほど注意すべきポイントがあります。
- 整形外科→整骨院の順で通う
- 保険会社には事前に連絡をする
- 自己判断で通うのを止めない
上記の3つに気をつけながら、それぞれ通院していきましょう。
交通事故では、多くの場合、保険で治療費をまかなえますが、その際には、医師の診断書や許可が必要です。整骨院での治療は医療行為とみなされないことが多いため、確実に治療費を請求するためには、医師の許可を得たうえで、整骨院に通う必要があります。医師に整骨院に通いたい旨を伝え、許可を得ることで、整骨院に通う必要性を証明できるためです。
そのため、併用の際は整形外科→整骨院の順で通うことをおすすめします。
しかし、整形外科の先生の中には整骨院に通うことをあまり良く思わない方もいるようです。「整骨院へ通いたいのに、許可をくれない…」という事態にならないよう、青森市内で交通事故治療に定評があり、実績のある整形外科を選ぶよう心がけましょう。
また、整骨院に通いたい場合、事前に保険会社にも連絡し、整骨院での治療費を問題なく請求できるか確認をしておくと、手続きがスムーズに行えます。保険会社によっては、整骨院での治療費を請求するのが難しい場合もあります。電話等で確認し、微妙な返答だった場合には、医師の許可があれば可能か？可能になる要件はあるか？など少し突っ込んだ質問をして確認しましょう。
整骨院での施術は医療行為に当たらないため「それ、ホントに通う必要ある？」と疑われてしまうのです。しかし、症状によっては整骨院と整形外科の併用は回復力の向上に非常に効果的です。本当に必要な治療をしっかりと受けられるよう、話をしてみましょう。
最後のポイントは勝手に自己判断して通院を中止しないことです。交通事故による怪我は、思わぬ後遺症が残る可能性があります。後遺症が残る場合は「後遺障害等級認定」を受けられることもあるため、自己判断で通院を中止せず、完治かどうかの判断は必ず医師の決定に従いましょう。
整形外科と整骨院を併用したい時の注意点まとめ
今回は、交通事故治療の際の整形外科と整骨院の併用について解説しました。怪我の状態によっては整形外科と整骨院の併用は非常に効果的です。しかし、併用する場合は、それぞれの特徴を理解し、通院の順序などに気を付ける必要があります。
- 整形外科→整骨院の順で通う
- 交通事故治療の実績のある整形外科を選ぶ
- 整骨院に通う際はその旨を主治医と保険会社に伝える
- 自己判断でどちらかの通院を中止しない
治療費などの余計な心配をなくし、治療に専念できるよう、以上のポイントに気を付けながら治療に臨みましょう。